【コラム】食べ方が歯並びに関係する?(1)離乳食 part 2

2015/12/25

年末で師匠も走る季節になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

前回は離乳食の進め方の前期までお話させていただきました。

さて、次は中期からのお話です。

前期で赤ちゃんの舌の動きが前後で動くようになり、パクッと捕食ができるようになってきました。

歯は生えていたり生えていなかったり。歯が機能していくのはまだまだ先の話で、食事は唇と舌の動きがメインになっていきます。

さて次に赤ちゃんの口の動きをよく観察してみてください。

舌が上下に動いて柔らかい粒を上あごに押しつぶして食べられるようになったら中期へ移行します。

離乳食-中期、もぐもぐ期

食べ物も2㎜から3㎜角のみじん切りのものを豆腐ぐらいの柔らかさまで煮込んで作ります。

このとき赤ちゃんのあごのアーチは広く成長していき、高さも増えていくために舌がたくさん動くようになっていきます。

次に赤ちゃんの口の動きを観察していくと上あごに舌でつぶした食材をまだ生えていない奥歯の歯ぐきの部分むにゅむにゅつぶし始めます。赤ちゃんの奥歯の歯ぐきは徐々にふくらみはじめ、奥歯を生える準備が出来ようとしてきています。

舌が前後に合わせて上下左右に動くようになり、離乳食の後期へと入っていきます。

離乳食ー後期 もぐもぐ期

食材は5㎜~7㎜の荒みじん切りへ。硬さはバナナくらいの硬さに煮込みます。

奥歯の歯ぐきでつぶすのがだんだんモグモグも上手になってきたら完了期へと移行します。

離乳食-完了期

舌の動きも自由自在になり、もぐもぐしてきたら1㎝角の食材を食べられるようになってきます。このころは奥歯が生え始めていき、奥歯でものをすり潰して食べられるようになってきます。

(乳歯の奥歯は犬歯より先に生えることが多いです。)

前歯でもかみちぎれるようになり、幼児食に近いものが食べられるようになってきます。

※幼児食は大人食とはまた違う食事になります※

手づかみ食べもたくさんでき、それまでは距離感がつかめなかったけ捕食が上手にできるようになってきます。

離乳食の準備は大変ですが、飛ばして進めると幼児期にしっかりもぐもぐできず丸のみをしてしまうようになってしまうので赤ちゃんの口元を観察して徐々に進めてあげてください。

作るのが大変だわ~っていう時は市販のベビーフードを使用してかまいません。ただ、お母さんが少し味見をして舌で柔らかさを確認してあげてください。私個人の意見ですが、ベビーフードはやや柔らかめに作られている傾向にあるように思います。

上の図はMoonyの離乳食のサイトから引用させていただきました。ただ、赤ちゃんは個々で成長の仕方が違うのであえて載せてある月齢を外しました。

一般的な書物で書かれている月齢とお子様の成長は必ずしも同じとは限りません。

大人のように硬いものが上手に食べられるのは3歳過ぎくらいです。上下の奥歯が生えそろう前に硬い食べ物を与えると

嚙まない

丸のみをする

硬いものが嫌い

偏食

という傾向にあるようです。

歯が生えるのが早いお子様もいれば遅い子もいる。舌の動きをしっかり見極めてお母さんなりの離乳食の進め方をしてあげてくださいね。

次回のコラムは幼児食についてお話します。

【参考文献】

小児歯科学会H19提言「歯からみた幼児食のすすめかた」

Unicharm Moony 「初めての離乳食」

明治「離乳食をはじめましょう」

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