【コラム】食べ方が歯並びに関係する?(1)離乳食 part 1

2015/12/20

寒さも増してきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今日のお話はご飯の食べ方と歯並びについて、です。

 

歯並びは親の遺伝でしょ?とお考えの方も多いと思います。

先天的に遺伝からくるものは諸説ありますが3~4割程度です。つまり残り6~7割は環境で左右されます。

 

うつ伏せ寝

頬杖

猫背

ぽかん口

慢性鼻炎

指しゃぶり

ご飯の食べ方   などなど

 

 

頬杖やうつぶせ寝を常時することで歯並びに力をかけてしまい、自分で歯並びを歪ませてしまいます。

頬杖

ご飯をしっかり嚙まない子も歯並びが悪くなる要因の一つです。

同じ親から生まれた兄弟で遺伝的に歯の大きさは同じ、でも歯並びが良い兄と悪い弟が居ることも。

その違いは兄弟の食べ方の違いによる環境因子が原因です。

食べ物を前歯でガジッとかじることにより前歯の根元の骨が増えていき、奥歯でもぐもぐ嚙むことにより舌の力がついて奥歯が直立していきます。

その食べ方はどこからくるのか?―そう、それは離乳食の食べ方から始まっているのです。

今回から数回にわたって歯から見た離乳食、幼児食の進め方をお伝えしていこうと思います。

離乳食のはじめ時は様々な本やインターネットの情報にあるように、食べたそうにしているとき・よだれが多い時・スプーンでお茶やお水をあげるとごっくんと飲み込める時がはじめ時だと思います。

歯の生え始めは早くて4‐5カ月。遅い子で6‐8ヶ月くらいで生えてきますが、離乳食は歯が生えていてもいなくてもゴックンが出来る時期に始めるのが適切です。

離乳食-初期、ゴックン期

舌は前後だけに動く時期は10倍がゆ、やわらかい野菜、白身魚、豆腐などポタージュ状にしたものから徐々にヨーグルト状にしたものに食を変えていきます。赤ちゃんはおっぱいを飲むための舌から離乳食を食べるための舌やあごの形に変わっていっています。

また、食べ物をあげるときのスプーンの形状にも気を付けてください。

スプーンはできるだけカーブが浅く平らなものを選んでください。深いと唇を閉じる力が弱い赤ちゃんは食べ物をとりきることができません。

またスプーンを上にこじあげてしまうと、赤ちゃんは受動的な食べ方になり、口腔機能が育たなくなります。

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(生後5か月の赤ちゃんの顎のアーチ、もう少し広がってここに将来歯が生えてきます。)

食べることにより舌の筋肉が発達し、歯の生える予定の骨が成長することでアーチが広がっていきます。

次回のコラムは離乳食のすすめPart2をお伝えしていきます。

【参考文献】

小児歯科学会H19提言「歯からみた幼児食のすすめかた」

Unicharm Moony 「初めての離乳食」

明治「離乳食をはじめましょう」

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